2つの終わり

 早い、早すぎる時間の流れ。

11日はひょうたんのラストライブを観て来ました。
確か3年前にTHREEでご一緒させて頂いて、とても嬉しかった記憶がある。


この日も、飄々と淡々と、奇天烈で叙情的な音楽を鳴らされていた。
ひょうたんの曲は本当に良いとしみじみ思った。心に静かに迫ってくるのが良いな。
暑苦しさとか、押し付けがましさが全然なくって。でも深く染み入る。
悲壮感の全くない、晴れやかなライブだった。最後に観れて良かった。

そして、最後2枚の音源が、SOSITEのアルバムを出させてもらったSECRETA TRADESより発売されます。
http://www.diwproducts.com/2013/02/eastern-youth32.html
楽しみ。


それから約一週間、今度は16日にZのラストライブを観て来ました。


好き嫌いは当然あるかもしれないけど、Zは誰が観ても凄いと認めるバンドだと思う。
三年前に一度ご一緒させて頂いて、その時は本当に嬉しかったな。

500万円という曲を演奏された時、2006年の8月(確か)the sunの企画で札幌810にて初めて観た時の光景がありありと頭に浮かんだ。
暗い照明に混沌とした轟音。そびえ立つアンプを背に、ニヤニヤしながらギターを弾く魚頭さんの姿が一種異様に目に映り、衝撃だった。
あれから7年、ずっと凄いバンドで居続けるのは、並大抵のことではないと思う。

素晴らしい演奏はあっという間に終わり、ネモジュンさんの最後の挨拶で涙し、片付けられていくステージを眺めていたら、諸行無常を感じた。
この日のライブはずっと心に残ると思う。


2つのバンドの終わりを観た2月。