小学6年生の時に、授業で必修のクラブ活動でバドミントンを選んでいたからか。中学校に上がった際も、部活をバドミントンにした。
今までに味わった事のない上下関係の厳しさもさることながら、いきなり基礎練という運動メニューが私の前に立ちはだかる。
腹筋、背筋、腕立て伏せ、カニ飛び、走りこみ、他は何だっただろう。少しでも遅いと、怖い先輩からのゲキが飛ぶ。ひいぃと思いながら必死にこなした。
しかし、いきなりの体のしごきに、やわな私の体は悲鳴をあげた。入部してどれ位経った頃か忘れたのだが、尾てい骨に痛みが走るようになった。腹筋をすると激痛で、普段椅子に座っているだけでも辛くなってきた。
そこで、整形外科にかかると、腰椎椎間板ヘルニアだと診断される。骨と骨の間が人よりあいていると言っていた、骨とは腰椎の事だっただろうか。部活動は休み、3ヶ月は安静にしてるように言われた。
医者のお墨付きをもらった私は、早速休部する。その間、土日の部活中に一年生の部員の誰かがお菓子を食べた、という理由で一年生の部員全員が呼び出しを喰らい、誰かが名乗り出るまで絶対帰さない!という集まりに、え、私もですか?という気持ちで出た事以外は、部活に一切関わらなかった。
初期の段階で時間があくと、周りとの差はかなりついてしまう。元々バドミントンにそれ程情熱がなかった私は、3ヶ月経った後にやめてしまった。
こうして、中学一年生にしてヘルニアになった私は、帰宅部の模範生として、毎日学校から速やかに帰宅し続けたのである。
あれ?この場合猫背とヘルニアは関係なくないか?書いてから気付いた・・・
いや、猫背で腰に負担を掛け続けた末の事かもわからない、という事にしてドロンしたいと思う。