いつ晴れる

 土用入りしたというのに、雨続きでいつ梅を干せばいいのか困っている。
今年は予期せず大量に作ることになったから、何度かに分けないと。
三日間干すとして、それを三、四回行うとなると、晴天続きの日を逃さないようにしなければならない。
洗濯指数100、早く来い!

以前に書いた、一度梅を漬けた紫蘇を一年後にまた再利用できるのか、という実験。
これ、やってみたけどだめでした。
九州で買った梅しそ(梅を漬けた後の紫蘇)と書かれたものは、梅酢は色付くも梅自体には色付かず。
やけになって、自分の家にあった昨年の紫蘇を入れてみたけど、これもだめだった。

九州で買った紫蘇を入れて数日、不安になった私は紫蘇探しの旅に出た。
スーパーには売っておらず、隣の駅まで自転車をこぐ。
八百屋にて捕獲。群馬の赤紫蘇一袋300円。梅が豊作の時には、紫蘇が不作で高くなるのだと言う。
とりあえず小梅分にと3袋買い帰宅。
やっと腰をあげたのは深夜。翌日早起きしなければならないのに・・・


結構緑の葉があるよ。緑のものは外した方がいいと聞いたが、そうすると使えるものが激減しそうなので目をつむる。
枝から一つ一つ外すのが一番面倒。虫もちょくちょくお見掛けする。
やっと外し終わったら洗って塩揉み。




あわあわ




出てくる汁。こんな毒々しい色が葉っぱから出てくるなんて、と少々感動(おかしい?)。
泡の時の色も良かった。でも汁は灰汁だというので捨てます。

三袋分の紫蘇は大量なので、何度かに分けてやった。
そんなこんなで小梅に揉んだものを投入。
縦長の袋ぎっしりに詰まっている梅の一番上に載せた。
そしたら、上の梅しか赤く染まっていない。梅は紫蘇とくっついていないと、染まらないんだねー。
紫蘇を中の方にも入れた方がいいかなと思いつつ、容器を眺めて終わっている。


この作業の前に、スーパーで見切り品で売っていた梅をジャムにもしたんだ。
だから遅くなったんだ(どうでもいい話)!



熟したバージョンもやってみたかったの。




前回とは違う方のレシピ。今回は漉して、種の核は入れない。


またひっくり返したら上で固まっちゃった・・・。梅はペクチンが多くて固まりやすいそうなので、もう瓶をひっくり返して放置はやめよう。

鍋に残ったのを舐めてみたら、梅の風味が薄いような・・・核を入れなかったからか、梅自体のせいか、熟しているのはどれもこんな感じなのか。
昨日瓶詰めしたものをヨーグルトに入れてみた。がっちがちに固まっていて混ざらず、ヨーグルトを口に入れ、硬いゼリーのようなジャムをかじって、口の中で混ぜて食べる。
ゼリーだと思うと美味しいかも。私のジャムの好みから言うと硬すぎる。難しいなぁ梅ジャムの火入れ時間。

それにしても、梅ジャム(青)とパンの相性にはびっくり。この時期の、甘ったるいものはちょっとなーな気分にぴったりの甘酸っぱさ。
ヨーグルトに入れるよりパンの方が美味しい。
旬のものって、その時に食べてしっくりくるようになっているんだなと改めて感じた。


夜にがちゃがちゃこんな事をし、すっかり寝不足のまま、例のディズニーランドへゾンビのように向かったのだった。