先日の通勤時(見て下さっている方は、こいつ通勤の話ばかりやないかい、とお思いになるかもしれませんが、私の平凡な日常、どうしてもこういった手狭な生活範囲で起こったことをピックアップする他ありません・・・)、始発電車に乗り込み座ると、二つ横の座席の上に、白い紙が置いてあった。
紙は濡れている。どうやら座席自体が濡れているらしい。
皆そこを避けて座り、少しすると駅員が来て、その座席に人が座らないようシートを掛けてガムテープで固定していた。
ヒソヒソ・・・あぁあの車両またか。今度はどの席?毎回毎回何でなんだろうな。
やっぱりあの事故の・・・ヒソヒソ・・・
こんな駅員同士のやり取りを勝手に思い浮かべ、少し背筋を寒くした後、もう一度や二度線路を往復した電車が、始発できているかもしれないじゃないか。誰かが水でもぶちまけたのかもしれない、と自分を励ました。
結局、どうして座席が濡れていたのかは分からない。
駅員は、終点で調査すると言っていた。
何だったのだろうか?
私がどんな時間の過ごし方をしようが、生きている限り朝はやってくる。
録音を前に、一日一日を消化していくのが恐怖である。
私がいくらのた打ち回って叫んだとしても、時間は止まってはくれない。
常にひぃーーーー・・・!という気持ちである。
今朝は寝起きにふと、「アメンホテプ」という単語が思い浮かんだ。
エジプトに思いを馳せたことは最近特になかったので、一体何の啓示であろうか、と頭を巡らせた。
思い当たることと言えば、昨晩ギターを弾いた時に、王の墓という曲のフレーズをほんの少し弾いたことだけである。
この曲は、古代エジプト王のピラミッドや棺をイメージしたものであるからして、もしかして、アメンホテプ何世かにご光臨頂けたのだろうか?
なーんてくっだらないことを考えて現実逃避(いつも?)するほど焦っています。
もう一回。
ひぃーーーー・・・!