ガンガンに化粧をした女子高生を見掛けると、あら勿体ない!と思う。
そんなに化粧をしなくても十分可愛いのに。
というか、むしろ化粧が可愛さを半減させていると感じる。
しかし、ハタと気づく。
これは、いつかの母の目線と同じだと。
私も化粧をするようになってから(何年前かは書かないYO!)、母によく「何その狸目!」や、「けばい!」などとやーやー言われ、その度うるさいなぁ!と反発していた。
私の頃の女子高生の認識(今でも?)は、イケてる=ギャルであったから、普段の服装が違っても、ギャルメイクに走る人が多かったように思う。
私も例に漏れず、学校だけなんちゃってギャルを実行して、化粧をガンガンしていた時期があった。
なので女子高生の気持ちは分かるはずなのに、化粧しなくていいのになぁと今思うのである。
自分はしていたのに。
それにしても、私はギャルメイクが似合わなかった。
きっと顔の造形によるものだと思う。
いつも何か皆と違うなぁと思い、コンプレックスだった。
それでもせっせと似合わない化粧をしていたのは、皆と同じ制服を着て、横並びの美意識を持ってして、人と違うようになるのが恐かったのだろうな。
女子高生を見掛けて昔を思い出し、今の自分はとても楽だわぁと、今日もすっぴんで会社に向かうのであった。
あんなに周りを気にして化粧をしていたのに、社会人=最低限の化粧は必要、というセオリーを無視する面の皮の厚さを、一体どこで身につけたのだろうか?