7/19続き

ご飯を食べた後は、後藤さんの奥様と会場へ向かう。
一体どんな所なのかと思っていたら、私の地元にあるツタヤを倍以上大きくしたような建物がドーンと現れ、「こ、こ、ここですか・・・?」となる。
今回は後藤さんが藤野恵美さんのアルバムリリースを手伝っており、そのプロモーション活動の一環でこちらでライブをすることになり、私も混ぜていただいたというわけだ。
ライブスペースに向かうと、看板など立派なものを作っていただいており驚く。
リハをしていると、何やってんだ、という感じで一般のお客さんが覗くが、少しするとフーンという感じで去っていく。あぁ本番はどんな感じなんだ。
ドキドキしている暇もなく、控え室に行き藤野さんとご挨拶して、今日は喉の調子が悪いと言う藤野さんは、これいいんですよと龍角散ダイレクトピーチ味を下さった。
ありがたくいただき、これで喉の調子はバッチリや!!とステージへ。
店内のBGMと、お客さんの話し声をバックにしての演奏。
更に蛍光灯の光がさんさんと降り注ぎ視界も良好、周りの様子が嫌でも目に飛び込んでくる。
初めてだらけの空間にうろたえつつも、ミ、ミュージシャンは、どんな環境でだってライブ出来なければならない・・・はず・・・!
と燃えたものの、ライブが終わる頃にはその炎はすっかり鎮火されたへなちょこである。
その割りに控え室にあった差し入れのドーナッツはきっちりいただく。
藤野さんのライブは私と違い、MCから何からキッチリされていてうらやましくなる。


その後藤野さんの二軒目のライブ会場(素敵なお店)に後藤さん達と一緒に行く。
準備中に店を抜け出し外を眺めると、夕暮れの空と住宅街が何だか切なくさせられる絵になっており、写真を撮る。
時間になると、地元のバンド界隈の方達がぞくぞくといらっしゃって、皆さんの絆の深さに勝手に胸が熱くなった。
その後ライブを途中まで観ていたらもう帰らなければならない時間。
後藤さん夫妻に近くの駅まで送っていただく。
あっという間の二日間。
お礼とお別れを言う。
名残惜しいし、荷物は重いし、暑いしでヨロヨロと改札に向かった。
ホームのベンチに荷物を置き電車を待つ。
隣は法事帰りのような礼服のおじいさんおばあさんと娘と孫娘家族。記念撮影を自撮りされようとしていたので、撮影を申し出る。
そういえば家の祖父母は元気だろうか。故郷に想いを馳せた、多分。そうであってほしい。
到着した電車に乗り込むと、通路を挟んだ横の席では、「昔やんちゃしてました」系中年男性達と女性が宴会をしており、寝ようと決めていた計画は崩れ去った。
ひたすらゲームをすること二時間。
横の席は最初トランプでどんちゃんしていたが、いつの間にか男性二人で熱い仕事の話をしていた。
熱くなるのは勝手だが、もう少し声を抑えてほしい。と思いつつ、しっかり耳をそばだてる。
上野に着き、乗り換え。私が壁に立て掛けたギターが、目を放した隙に倒れそうになったのを、隣にいた好青年が支えてくれ、ドキッとする。
ドラマだとそこから何か始まるのかもしれないが、特に何も起こらないこの現実をよく味わう。

そんなこんなで家に無事着き、二日間のことを思い返しながらマミー(肌布団の名前)に包まれ私の福島遠征が終わった。

7/18、7/19

 前回の記事を投稿した翌日、自宅のベランダに蜂の屍が落ちており絶叫した。
先の土曜日はコガネムシの大きいバージョンが襲来し、悪戦苦闘。
私が一体何をしたというのか。

7月8月はライブが集中しており、9月以降はとんと決まっていないという謎スケジュールです、明日はまたライブ!
良い面子です!

さてさて書けていなかった振り返りを。

7/18は福島のいわきSONICへ。
朝9時前に中野に集合と言われていたが、私が乗ろうと思っていた電車に乗れなく、8:59に着く電車に乗ったことを小松さんに報告すると、『普通もっと早く着くように来るもんじゃない?』とマジトーンの返信がきており、見なかったことにする。
この日はカメラマンの前原猛さんもついてきて下さり、小松さんと猛さん交互に運転して頂いた。
私は免許を持っていないので、寝ないことと時折思い出したようにお菓子を勧めることに集中した。
どこのSAだったか忘れてしまったけど、quizkidの皆さんに遭遇。
外は太陽ピカーッ 頭フラーッ(サマージャム'95より)な天気。焼けたのか何なのか既に赤くなっている私の顔。
そんなこんなでいわきに着き、先にご飯へ。
調べていた会場近くの定食屋さんに行き、有名と書かれていたオムライスを食べる。味は普通。
その後SONICに着き挨拶もそこそこにリハ。
リハ後駅前のビルでお茶。トイレで化粧をして戻ったら小松さんに、遅い!と言われた。
猛さんは温泉に入りに湯本へ。こちらは駅周辺をブラブラ歩いていたら時間になったので戻る。
ライブはどのバンドも良かった!
やはりダーサテとクイズキッドは特別かっこいい演奏をされていた。

自分達は、あたたかい空気で迎えて頂きとても心強かった。
地方で演奏をした時、受け入れて下さっている空気を少しでも感じると胸が熱くなりますね。

その後は会場でそのまま打ち上げ。
企画者のワカマツさんは日本酒好きで、その日ご自分がセレクトした9種類の日本酒を出されていたのだけど、打ち上げでお話したら、その日本酒はそれぞれのバンドを観る時に合いそうだと思ったものを用意したのだそう。びっくり。
ワカマツさんの何から何まで想いのこもった企画に胸打たれる。
ちなみにSOSITEは「会津娘 にごり」でした。
聞いた時にはもう売り切れだったのでまた改めて飲みたいと思います。
ちなみにTo overflow evidenceのお酒「磐城壽 標葉にごり しろうま」がとっても気に入り、自分でも購入したいのだけど中々近くで売っている店がない・・・
To over~の堀さんが、自分達の日本酒を聞いて、「やっぱり俺達はにごりかぁ」とおっしゃっていたのがツボだった。

quizkidの日本酒は私は飲んでいないが、飲んだ方達が「あ、これquizkidだ!!」と叫ばれていた。
ウィスキーのような渋い味わいだそうで、名前は何だったっけ・・・
小松さんと猛さんは途中で帰っていき、私は突っ走りたい気持ちもあったが、翌日のことを思うと手にしている日本酒のカップを飲み干していいのか不安になり、ちびちび飲んでいたら少し余してしまった。ごめんなさい。

すごく失礼な話なのだけどSONICの女子トイレが怖く、その日初めてお会いしたにも関わらず、Tableのアスカさんに連れションを申し入れてしまった。
アスカさんは「気付かなくてごめんね」とおっしゃっていて、私はえ、そんな・・・と恐縮してしまったが、トイレにはしっかりついてきてもらう厚かましさは忘れない。
トイレはライブフロアと階が違い、広めのトイレは使用禁止と書かれている個室が何個かあり、私のビビリ心を駆り立てられるのだ・・・。
アスカさんのおかげで無事に用も足し、程なくして帰ることに。
To overの後藤さん夫妻のお家にお邪魔するため皆でドライブ。
お家に着く。後藤さんの奥様はすごくきっちりされていて、家がピシッとしてる、素敵!と一人思う。
夜食を食べ、四時過ぎに眠る。

暑さで時折起きたが昼頃にようやく布団から出る。
後藤さん達はもう出掛けられていて、身支度をした後奥様と二人コンビニに行き、私は買うものを延々と悩み、「優柔不断なんですね」とお言葉をいただく。
外は暑い。小名浜の商店街の通りが、北海道の田舎の商店街と似ていて、どこもそうなのだなと思う。


だめだ、この調子でいったら一体いつ終わるか分からない・・・!
スタミナ切れのため一旦ここで。