書こう書こうと思っている内に、新型コロナウィルスが世界を席巻してしまった。
そこかしこで聞こえる悲鳴、怒り、嘆き。自分も思い切りうろたえている。
自分のライブも決まっていたものは全て延期・中止となった。
これからどうなるのか。月並みだが、とりあえず自分に出来ることをやっていくしかない。


書くのが遅くなったが、SOSITEにベースが加入した。
昨年末惜しくも解散したPAELLASでベースを弾いていたbisshiさんである。

PAELLASが大阪から上京して間もない頃、UFO倶楽部で一度だけ対バンをしたことがあった。
小松さんも私も彼らのライブを観ながら、かっこいいねと耳打ちし合い、後日のスタジオでも、全体もそうだけどベースがかっこよかった、と小松さんが話題にしていて同意したのを覚えている。
その後、私は他のバンドの企画でPAELLASが出演していたライブを観た。
bisshiさんに会ったのはその二回だけだったが、それから少しして、ソロアルバムのバンド編成曲のベースをいきなりお願いするという行動に私は出た。
今考えると厚かましさ全開だ。
小松さんは、「ミサトちゃんって何かそういうところすごいよね」と苦笑いしていた。
そんな誘いをbisshiさんは快諾して下さり、ドラムのダイさんも加わっていただき、とてもいい二曲を作らせていただいた。
更にその二年後、ミサトとトンカツのアルバムのバンド編成曲でも、またbisshiさんにベースをお願いしてやっていただく。
ミサトンのレコ発前に、二宮さんと観に行ったWWWXでのPAELLASのワンマンは、クールで浮遊感のあるライブも、バンドのサクセスストーリーを目の前で見ているようで妙な感動があったことも、とても記憶に残っている。


昔から小松さんはベースを入れたいと度々言っていた。
その度何となく話を受け流していたが、昨年末に言われた際、私の中でふとスイッチが入った感じがした。それと同時にbisshiさんの名前を出していた。
小松さんはここぞとばかりに、じゃあもう今日連絡するね!と言っていた。
私は内心、速攻で断られるんじゃないかと思ったが、スタジオに入らせてもらうことになり、ドキドキしながら合わせて、https://rooftop.cc/news/2020/03/04131515.php
この記事で取り上げていただいている、私のあほっぽいコメント通りのことを思い、その後カフェで話をして加入してもらうことになった。
小松さんも私も本当に喜んだ。

bisshiさんのベースのかっこよさも音楽への熱意や姿勢も尊敬している。
印象深いエピソードとして、ソロでもミサトンでも、ライブのバンド演奏で出てもらう際にやる曲を送ったら、bisshiさんの方から、この曲もバンドでやったら面白いのではないかと、違う曲を更に提案して下さったことが、自分のバンドをガンガンやっているのに他の人の曲を覚えるなんて大儀なこと、自ら増やすって一体!?と、怠惰な私には衝撃すぎて、これまたとても記憶に残っている。


それで、早速三人で曲を作って録音し、4/18に三曲入りのシングルCD「3」をリリースした。
自主制作。
とても良いものが出来た。
かっこいいジャケットと盤のデザインはquizkidの林さん。
素敵に撮っていただいた写真はみてぃふぉさん。



ありがたいことに扱って下さっているお店。

・STIFF SLACK(名古屋 店頭・WEB SHOP)
http://www.stiffslack.shop/shopdetail/000000003174/

・LIKE A FOOL RECORDS (東京 一時的にWEB SHOPのみ)
https://likeafoolrecords.ocnk.net/product/1870

・ディスクユニオン(東京 一時的にWEB SHOPのみ)
https://diskunion.net/portal/ct/detail/1008112333

・Believe Music STORE(WEB SHOP)
http://believemusicstore.com/?pid=150271460

・bandcamp(DIGITAL)
https://sosite.bandcamp.com/releases

・ストリーミング配信(三曲の中からFence一曲)
https://linkco.re/EEC8XeAd


何百回も繰り返し聴いているけれど、聴くたび良いなぁと思っています。
新SOSITEの一作目、聴いていただけたら嬉しいです。